夢の欠片ーパニック障害な私ー

パニック障害と不安障害を抱え、 なんとか生きている私の日常。

2017-08

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喪失


「昌子は、死んだ。」と、母は言う。

先日、自宅に帰って来た時のことである。

「え・・・昌子は、私よ。」

「いいや、違う。

私と同じくらいの歳の・・・

子供の頃から、ずっと、いっしょだった、

あの、昌子のことよ。」

ほーーーー?

「あんたは、昌子じゃない。

昌子は、もう、死んでしもうた。

私は、辛うて、辛うて・・・

泣くばっかりしようたんよ。」

はぁ~~~?

「でも、しようがないんじゃ。

死んでしもうたんじゃから・・・」

ふうん・・・


どうやら、母にとって、昌子という人物は、

鏡に映った自分・・・というか、

分身・・・というか、

親友・・・というか、

理想の人物を描いて、

かつて、私に、投影していたもの・・・というか、

なんとなく、感じは解る気がする。

現実の私と離れたことによって、

その架空の人物も、消えてしまったらしい。

故に、私を見ても、以前ほどの執着はなく、

その死んでしまった昌子を、偲んでいる様子・・・

そうか、ついに、私は抹殺されたか。

究極の共依存も、ここに完結せり。

母は、一人残された寂しさを抱きながらも、

精神の高揚は、諦めという形で、終息し、

現状を受け入れようとしているようだ。


少し前には、死にたいなどと言って、泣いてばかりで、

施設のスタッフの方から、何度も、電話があった。

「お声だけでも、聞かせてあげてください。」・・・とか、

「やっぱり、会いに来ていただいた方がいいと思うのですが・・・」とか。

電話越しに話すだけでも、気が重かった。

話をしたところで、聞く耳など持たない。

ただ、「もう死ぬ。」と、繰り返すばかり。

私の代わりに、夫と息子が、会いに行ってくれた。


しかし、人間の構造というものは、実によくできている。

破綻しそうな精神状態から、身を護る為、

その苦痛を回避する手立てが備わっているらしい。

有難いことである。

母の姿からは、もう、負のオーラは出ていない。

私を絡め捕ろうとする意固地さもない。

やっと、全ての呪縛から、解放された。

やっと、母の顔を、正視することができた。



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コメント

1 ■少し前に進みましたね!


熊三です
今年もよろしくお願いいたします

お話を拝見しました
少し前に進んだのではないでしょうか

気を静かに、目を開けて
もう少し前に進めたら良いですね

少しずつ、少しずつ
焦らないで!





2 ■今年もよろしくお願いいたします。

画伯、少し心が軽くなりましたか。
老いて娘さえ分からなくなることで収束にむかうって寂しいけど現実。
画伯は精一杯やってきました。
ご自身を犠牲にして頑張ってきました。
少し一息つく事が出来るようになって良かったですね。

3 ■そうすると、

お母さんは、貴方に自分には無い自分を押しつけようとしていた、ということになりますね。理想の自分を、ね。自分が嫌で、その事実を緩和するために、貴方を利用していた。

そして、不思議なことに、貴方は、彼女から、逃れられなかった。

虐待というのは、そういう性質のようですね。親子関係という最も親密な関係の中で発生するから、子供は虐待を受けている、という自覚が無い。

愛している風にして利用し、子供は愛されているように受け取り、傷つきながら、壊れていく。

文章が読めるようになったらいいですね。傷を早く修復するために、ね。

4 ■森野熊三さんへ

あ・・・ども、こちらこそ、よろしく~

大きな前進ですね、私にとって・・・
変革と言うべきかも・・・

はい、ありがとうございます。
ゆっくり、歩いていきます。

5 ■さの吉さんへ

はい、軽くなりました。
というか、なんだか、空虚な感じさえします。
これで、やっと、ゼロ地点に立てたのかも・・・
緊張することもなくなっていくと思います。
ども、ありがとう^^です~

6 ■ヒョンちゃんへ

そう・・・その通りです。
今、やっと、その虐待の構造が、解りました。
母も、そうやってしか、生きられなかったのでしょう。
うんうん、本、読みたいですね。

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プロフィール

昌子

Author:昌子
パニック障害と不安障害になって、
10年が過ぎました。
大量の薬、副作用、家庭環境、
精神的虐待、自虐的心理状態・・・
などと闘ってきました。


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