夢の欠片ーパニック障害な私ー

パニック障害と不安障害を抱え、 なんとか生きている私の日常。

2017-10

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精神疾患の孤独



 精神疾患の患者というものは、常に、孤独がつきまとう。
発病の原因自体が孤独にあると思われる。
常套句として、「ストレスが原因だ」と言われてはいるが、同程度のストレスを受けていても、発病しない人も多数存在する。
そのストレスを吐き出すことのできない人が、病気に至るのだろう。
ストレスを吐き出すためには、相手が必要だ。
真剣に、悩みを聞き、辛さを肯定し、寄り添い、うなづいてくれる人が、1人でもいれば、ここまで、重篤な病気にはならなくて済んだかもしれない。

また、不幸にして発病してしまい、精神科医にかからなければならなくなったとしても、精神科医も、また、味方とは言えない。
なにしろ、精神科医で、精神疾患を経験したことのある人は、皆無に近いと思われるからだ。
内科や外科の医師なら、ある程度、その患者の痛みを想像することは可能だが、精神科医には、それはできない。
また、育ってきた環境や、今の生活環境、家族との軋轢など、知るよしもなく、ほとんどの医師が、それを患者に尋ねることもない。
ただ、診察した時点で、認められる症状を緩和するために、投薬すること、それのみである。

カウンセラーなら、悩みを打ち明けられるかというと、それもまた、なかなか難しい。
某私立大学付属病院の心療科で、カウンセリングを受けたこともあるが、立派な大学で心理学を修めたであろう、とても人生経験豊富とは言いがたい若いきれいな女性のカウンセラーと相対し、一体何を理解してもらえるというのであろう。
半世紀、人生の苦難と闘い、疲れ果てた、このオバサンの何を理解してもらえるのだろう。

そして、何よりも患者を孤独にさせるのは、その家族の無理解である。
発病しても、まず、病だと信じてもらうまでに、数年間を要することも、多々あると思われる。
さらに、原因が、その家庭自体に他ならない場合、家は、もはや安寧の地ではなくなっている。

最後に、患者自身が、執拗なまでに、自らを責め、卑下し、自虐し、いよいよ、底なしの孤独へと追い込んでしまうのだ。

今から振り返れば、あの大量の抗鬱剤は、何種類もの安定剤は、眠剤は、本当に必要だったのだろうか?

会いたくない人には会わず、聞きたくない言葉は聞かず、できないことは無理にせず、静かな環境と、無条件に受け入れてくれる誰かがいれば、症状は、自ずと改善されるのではなかろうか?

そういう治療を考えてくれる医師、もしくは医療機関の皆無であることが、嘆かわしい。
いや、薬を大量に処方しなければ、立ち行かない今の医療のあり方そのものが、もはや、殺人にも匹敵する罪だと言う他はない。

今、目の前に、「私は、精神疾患かもしれない」と言う人がいたら、「安易に抗鬱剤を飲まないで!」と、「最低限の投薬で、治療にあたってくれる医療機関を探してください」と、声を大にして訴えるだろう。
これを、飲み始めた時点で、病と薬という2つの敵と闘うはめになるのだから・・・



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Author:昌子
パニック障害と不安障害になって、
10年が過ぎました。
大量の薬、副作用、家庭環境、
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