夢の欠片ーパニック障害な私ー

パニック障害と不安障害を抱え、 なんとか生きている私の日常。

2017-10

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母親の正体見たり (12)


「あんたは、姑の苦労をしないでいるから、


本当の苦労というものがわかっていない。」


母は、いつも私にそう言った。


確かに、祖母という人が、これまた難物であった。


優しく穏やかな祖父の元へ嫁いで、


一男三女をもうけたが、その3人の娘(私のおば)が、


皆が皆、口を揃えて、冷酷な人だと言うのだから、


押して知るべしである。


ただ、一男であるところの私の父だけは、


可愛がられていたらしく、


祖母への愚痴といったものは聞いたことがない。


祖母は、学業優秀で、知識も豊富であった。


倹約家であり、その徹底した現実主義には、


情の入る隙間もなかったのであろう。


祖父が、晩年、がんを患い、入院していた時、


「どうせだめなら、早く逝ってしまえばいいのに・・・」


と、言い放った人である。


母が、祖母の元で、苦労したということは、


祖母を知る者なら、容易に想像がつくというものだ。


しかし、なるほど、姑の苦労は辛かろうが、


誰にでも、理解してもらえるだけマシではないのか?


実の母親に対する愚痴など、誰にも言えはしない。


「結婚しても、実家に住んでるなんて、羨ましい。」


「自分の親なんだから、ケンカしても後へは曳かないでしょ?」


と、言われるのが、落ちである。


これが、私を更に苦しめていた。


誰にも言えない。


父ですら、母親の正体がこれ程恐ろしいものとは、


よもや気づいてなかっただろうし、


元より、父に話してわかってもらおうなどという、


考えは微塵も持ち合わせていなかった。


母と私の間のことへ介入する気のないことは、


幼い頃からの経験で、肌身に感じていたのだから。


こうして、私は、いつ果てるとも知れない、


孤独な戦いを強いられる日々が続くのだった。


矢折れ弾尽きるとも、最前線から離脱することは、


決して許されないのである。







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Author:昌子
パニック障害と不安障害になって、
10年が過ぎました。
大量の薬、副作用、家庭環境、
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