夢の欠片ーパニック障害な私ー

パニック障害と不安障害を抱え、 なんとか生きている私の日常。

2009-04

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四六時中

幸せだなあと感じるのってどんなとき? ブログネタ:幸せだなあと感じるのってどんなとき? 参加中
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四六時中、感じています。

今、在る私のすべて・・・

今、持てるもののすべて・・・

今、繋がっている人すべて・・・

これ以上、何も望むことなどないくらい、

私は、幸せです。

  



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アリスの靴


若い頃、いや、幼い頃から、およそ女らしい物を、身に付けようとしなかった、


私は、きっと、マインドコントール下に置かれていたものと思われる。


「跡取り」というキーワードは、私に、普通の女でいさせてくれなかった。


女であるという事自体、煩わしく、いっそ、男に生まれればよかったと、


何度、思ったことだろう。


しかし、あの母が、男の子を産んだことを想像すると恐ろしい。


ただでさえ、母親というものは、男の子を溺愛する傾向がある。


手出し口出し、甘やかし、やがて、マザコン男を作り上げてしまうのだ。


女の子である私であえ、あれほど、支配し、束縛し、隷属させた母なのだ。


増してや、男の子であれば、それらが、倍増していたことは、明らかである。


おおっ!


空恐ろしや・・・




今や、女でよかったと、思えるようになった私は、


かつて、できなかった女の子っぽいお洒落に目覚めてしまった。


アラフォーならぬ、アラフィーな私だが、


前々から、憧れていたワンストラップシューズ・・・


そう・・・不思議の国のアリスの履いているような・・・


可愛い靴が、どうしても欲しい。


しか~し、肥満+ふらつき+立ち眩み+体力不足という条件下では、


軽く、歩き易いことが、必須条件である。


ネット上を、探しに探し、やっと見つけたのが、これ。



夢の欠片 -パニック障害な私ー


ウォーキングシューズでありながら、この可愛らしさ・・・


あぁ~~~、うっとり~~~


この靴のおかげで、軽~く、楽しく、歩くことができる。


鏡さえ見なければ、私は、もう完全にアリスの気分。


今やっと、女の子になれたんだわぁ~~




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私が、値段について、どうこう言える立場ではござんせんが、

う、う、売れません;;;

まぁ~、いい思い出として、子々孫々まで、

家宝として、置いておく他はなさそうです。



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拒絶される


「あの人は、嫌い」


母は、私のことを、そう言ったらしい。


施設のスタッフの方が、母の靴を取りに来てくれた。


母もいっしょに来ていたが、車から降りない。


ウィンド越しに、手を振ると、


あからさまに、嫌悪感を剥き出しにして、手を振った。


私に対して、良い感情を持っていないらしい。


遂に、嫌われることになったか・・・


哀しいなぁ~


いつか、解ってくれると信じて、尽くしてきたつもりだったが、


結局、母は、等身大の私を、認めることもなく、


愛してくれることもなかった。


必死で支えてきた砂の城が、


一瞬にして、津波に飲み込まれてしまった。


あぁ~、私は、母を愛していたんだなぁ~


こんなにも・・・


当然だ。


子供が親を慕うのは、当たり前のことである。


一生、片思いのまま、終わるのか・・・?


救いようのない虚脱感が、私を席巻する。


誰にとっても、母の代わりなど、居はしないのだ。


事ここに至っても、母の愛を求めて止まない。


それが、人というものなのだろう。





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しんどいっす;;;


季節の変わり目は、不調である。



胸の圧迫感、息苦しさ・・・



頭は、ふわふわと、いつも立ち眩み・・・



毛穴から、汗が滲む感触が生温い・・・



暑いからと、1枚脱げば、寒い・・・



寝れば寝たで、寝汗がまとわりつく・・・



気力は、皆無・・・



ああ・・・しんどい・・・



ご同病の方々、



お見舞い申し上げます~ (-。-;)



  


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慢性疲労?



今日も、散歩をサボッてしまった。


美容院へも行くつもりだったが、それも止めてしまった。


なんだか、気が乗らない。


余程、気分を持ち上げてやらなければ、何もできない。


入浴さえ、歯磨きさえ、「やるぞ!」と、ハッパをかけなければ、できない。


当たり前の日常生活が、これ程、苦痛になるなどとは、思いもしなかった。


♫ 生きてることは~ただそれだけで~悲しいことだと~知りました~ ♬


・・・ってな感じ?


いつになったら、気分の高揚というものが、訪れるのだろう。





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ひとつの出会い


明け方こそ、少々、寒さを感じたものの、


予報では、最高気温25度にもなろうかという初夏の陽気。


最近、散歩をサボり続け、夫から、運動不足を指摘されている私。


確かに、毎日、何がしかの距離を歩いていた時には、


わずかながら、絞られた感のあったこの体も、


少し怠けている間に、早も、リバウンド・・・


やっと、消えつつあった二重アゴが、再び出現するに至った。


これは、ヤバい。


郵便物を送る用があったので、


いつもは、近くのサンクスで、済ませるのだが、


郵便局まで、歩いて行くことにした。


そこで、ウォーキング・サンダルのお出ましである。


これを履き続けて、痩せた、という人の話を聞き、


去年の夏、購入した物だが、未だ、成果は確認できていない。


しかし、高い買い物(6,700円くらい?)だったので、


履き倒さなければ、元が取れない。


ダイアナのウエストニッパーに、キャミソール、


夏用の薄手のブルゾン(そんな気取ったもんでもないが・・・)、


夏用の帽子、そして、痩せるはずのサンダルを履いて出かけた。


おおおおお~~~~~


10時前なのに、すでに、この暑さ・・・


ドラえもん体型には、ちと、過酷。


え・・・?


あららん?


郵便局さん?


土曜の午前中って、郵便の窓口、やってるはずでは・・・?


無情にも、ガラス戸は閉まり、カーテンまで引いてあるではないの。


がっくし・・・


まぁねぇ~、歩くのが、目的なんだから、いいんだけど・・・


また、サンクスまで、歩けばいいんだし・・・


と、そこへ、70代と思われる女性が、入って来た。


「ありゃ~、今日は、郵便局は、休みかな?」


「あ~~~、そうみたいですよ~」


「困ったなぁ~、明日も休みかな?」


「明日は、日曜じゃから、休みじゃと思うよ」


「ありゃ~、どうしようか・・・」


「何をしに来られたんかな?


お金の出し入れなら、ATMで、できるけど・・・」


「いやぁ~、お金を払いに来たんじゃけどなぁ~」


「ほ~~~、振込みかなぁ~?


振込み用紙、持っとられる?」


「ふんふん・・・」


彼女は、ゆっくりと、背中のリュックを下ろし、


中から、振込み用紙と、料金の入った封筒を出した。


「ちょっと、見せてくれる?


ほーほー・・・これは・・・コンビニ用の振込み用紙じゃわ


あそこのサンクスへ行きゃあ、払えるよ


私も行く用があるから、一緒に行きましょうか?」


「あら、そうかな?


まぁまぁ、助かった~~」


「ほんなら、行きましょう」


私は、足取りのおぼつかない彼女の手を取り、


サンクスへと、向かった。


道々、話をしていると、母と同い年だとわかった。


一人娘さんは、私より1歳上。


何という偶然であろうか・・・


聞けば、かなりの道のりを、不自由な足で、歩いてきたらしい。


「娘は、すぐ近くに住んどるんじゃけど、


働きょうるから、あんまり、何やかし頼らんようにしようるんよ


忙しいのに、可哀そうなからなぁ~」


まぁあああああ!!!!!


ウチの母親に聞かせてやりたいこの言葉!


いやいや、この人の爪のアカでも、飲ませてやりたいもんだ。


「でも、こういのは、娘さんに、見てもろうた方がええよ


コンビニで払えるいうことも、見てもらわんと、わからんし・・・」


「そうじゃなぁ~見てもろうた方がええなぁ~


遠慮しとったもんじゃから、よう聞かんかったんよ」


何という優しい母親であろうかっ!


お母ちゃん、こんな人もいるんだよ。


目出度く、振込みを済ませることができ、


何度も、何度も、私にお礼を言いながら、


彼女は、スーパーへと向かって、去って行った。


はぁ~~~、お母ちゃん、見たかな?


あんな母親も、おるんよ~~~~~


・・・って、まぁ、これくらいが、普通なんだろうな。


つくづく、過激な母を持ったものだと、


改めて、深~~~~~い溜息を落とした私であった。





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睡眠過多


最近、やたらと眠くて、仕方ない。


起きているだけで、かなり疲れてしまうようだ。


疲れを自覚できるようになってみて、初めて解ったことだが、


元気だった頃に比べて、気力も体力も、随分低下している。


元気・・・と言っても、いつの時点をもって、


元気だったとするべきか、いささか迷うところではある。


元気だった時など、全くなかったのかも知れない。


気付いてなかっただけで、実は、いつも疲れていたように思える。


ほとんど、記憶する限りの過去へと遡ってみても、


やはり、元気だったとは、言い難いと、今なら解る。


物心ついてから、この歳になるまで、鬱状態に置かれていたのだから、


自分がどこかおかしいなどと、気付くこともできない。


まともな時があればこそ、判断できるのだから・・・


そういう判断が、できるということを考えれば、


言うなれば、今が一番、まともであるという事なのだろう。


これが、正常な日常生活というものなのだ。


言いたい事を言い、したい事をして、食べたい物を食べ、眠くなれば寝る。


夫は、「運動しないと・・・」と、再三、助言してくれているが、


何分にも、頭の中から、何の司令も出て来ないのだから、


我ながら、あきれるばかりである。


未だに、買い物と料理は、夫任せ。


時々、洗濯は、できるようになったのだが、片付けは、丸っきりできない。


取り敢えず、目に付いた不用品を、片っ端から、オークションで、売っている。


これが、なかなか、楽しいもので、楽しいことだけは、できるらしい。


まったくもって、完全な自己中に他ならない。


夫には、済まないと思いつつ、甘えてしまうという有様なのだ。


今に、夫が怒り出すんじゃないか、などと疑心暗鬼でもある。


しかし、些細な事で、疲れてしまうというのは、


やはり、神経の方なのだろう。


体は、かなり、回復してきているように思える。


そう・・・四六時中、緊張したまま、暮してきた結果、


随分、消耗してしまったのだろう。


まぁ~、頭が壊れてしまわなかっただけ、マシというものかもしれない。


夫からも、虐待されていたのだから、


その分を、今、返してもらっても、バチは当たるまい。


旦那様、もうしばらく、お願いしますぅ~


毎日、感謝していますから~~




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母の幻想


母は、11、12日と、二晩、帰宅することになっていた。


最初の晩は、普通に家に入って来て、夫に話かけていた。


「マサコさんは、どこ?」


「え・・・昌子は、ここにおるよ、ほら」


「違うが、これじゃぁないんじゃ」 と、私を指さす。


は~、「これ」・・・っすか?


私って・・・


「私とおんなじくらいの歳のマサコいうんがおるじゃろう?」


「そんな人は、おらんよ


おばあさん、写真、見ようか?


昌子の写真・・・」


「ふ~~~ん・・・」


母が、帰って来るたびに、繰り返される夫との会話。


夫は、さぞや私が、悲しかろうと、思いやってくれている。


涙が出る程、うれしい・・・よ。


ありがとう・・・でも、もう無理だ。


母に、私という娘を、認識させる事など、できる筈もない。


母は、現実の中には、もう棲んでいないのだから・・・


12日、送って来てくれた施設の車から、降りようとしない。


私は、寝ていたのだが、夫に起こされ、玄関に出てみた。


「私は、マサコさんを探しにいかにゃあいけんのんじゃから・・・」


と、繰り返すばかりだ。


どんなに、説得してみても、頑として受け付けない。


スタッフの方は、困惑し、施設に電話をかけた。


「それじゃあ、今日は、もう、施設の方へ、泊っていただきますから・・・」


という事になった。


何分、他に術もない。


私たちは、彼に重々お詫びを言って、連れ帰ってもらった。


母には、もう、私は必要ないのだろう。


いったい、いつから、母はこんな風になってしまっていたんだろう。


私を育てている間は、確かに、母親であった。


容赦ない教育ママだった。


私が長じてから、だんだんと変わっていったのかも知れない。


しばしば、人間にとって、現実を直視する事が、


とんでもなく、苦痛だったりする。


人一人の力では、到底、解決できそうもない状況に、


否応なしに、追い込まれてしまった時、


人は、逃げたいと切望する。


それは、人によっては、諦めであったり、憎しみとなったり、


無差別な攻撃であったり、あるいは、自虐・・・が、昂じて、


発作的に死を選んだりする。


母は、幻想空間へと、逃げたらしい。


そして、いつの間にか、現実と幻想の境が、なくなってしまった。


その世界の中に、創り上げたマサコという人物を、


自分の理想とする人物像を、探し続けるのだろう。


こんなにも、滅私奉公してくれた娘の存在すら、認める事もできず、


自分の今の状況が、こんなにも、幸せであるという事も、


認識できないまま、母の意識は、彷徨い続けるのだろう。


憐れだと思いこそすれ、もう、母に対してなんの悪感情もない。


私にとっての大きな荷物は、やっと、消滅した。


今や、私の心は、私のものであり、真に自身の人生を生きている。





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歯医者恐怖 4


4月10日・・・


相性の良い歯科医院が、見つかったとは言え、


未だ、治療の段階には、至っておらず、


相変わらず、歯も、頭も、かなりの痛みを発している。


とうの昔に、限界点に達しているのだから、如何ともし難い。


よくも、ここまで、耐えてきたものよ、と・・・


我ながら、感心するばかりである。


いやいや、そんな悠長な事を言ってる場合じゃない。


頭痛は、脳みそ全体に広がり、思考力さえ奪ってしまう。


「う~~~、頭も、歯も、痛~~~い」


「今度は、いつ行くの?」


と、夫。


「いやぁ~、好きな時に来て下さいって、言われてるんだけど・・・」


「ほんじゃあ、行って来たら?」


「え・・・あ・・・そ、か・・・そうだった」


電話で伺いをたてると、


「では、12時に来てください」


との事。


おおっ!!


ではでは・・・と、またまた、慌ただしく支度をして、


病院へと出かけた。


「じゃあ、今日も、歯磨きをしましょうね」


と、歯科助手さんの優しいお声・・・


しか~し、磨いてもらえば、もらう程、痛みが増す。


ああ、このまま帰ったんじゃ、痛いままじゃん;;;


「この痛い歯、どうにかなりませんか?


応急手当とか・・・」


「いやぁ~、下手に触ると、余計に痛くなる事もありますから、


ちゃんと、治療するのが、一番いいと思いますよ~」


「あーーー、それじゃあ・・・治療・・・してもらおうかしら・・・


もう、これ以上、痛みに耐えられませんし~~~」


「えっ! 治療・・・なさるんですかっ?


すごい勇気ですね」


「いえいえ、勇気じゃなくて、痛みが・・・・」


「絶対、勇気が要りますよ、他の人には、何でもない事でも・・・


じゃあ、先生に、聞いてきますね」


と、すぐに、先生が来てくれた。


何気に世間話などしながら、早くも治療に取り掛かっている。


おんやぁ~~~、もしや、これは・・・麻酔・・・?


「いい季節になりましたねぇ~


でも、私は、花粉症なもんだから、楽しくないんですよ~」


とか、言ってる内に、麻酔は終わり、


その後の治療の手早い事といったら、まあ・・・


ブラックジャックさながら、である。


その力強く頼りがいのある処置に、


いつしか、私は、身も心も任せてしまっていたのだ。


「できるじゃないですか、治療・・・」


と、私の肩に、温かい手が、載せられた。


ほぅ~~~と、ひとつ、溜息をつき、


私は、恐怖を乗り越えられた事に、狂喜した。


正に、人生紆余曲折・・・ここに至るまで、


一体、何人の歯科医に掛かったことだろう。


やっと、理想の歯科医に巡り合えたのだ。


歯医者に行くことが、楽しいなんて、


こんなに、有難いことはない。


もうすぐ、歯医者恐怖も、乗り越えられそうだ。




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歯医者恐怖 3


ネットで、探し当てた歯科医院に、


やっとの思いで、電話をかけたのが、4月7日。


「斯く斯く云々(かくかくしかじか)なんですが、


診ていただけますでしょうか?」


そこは、完全予約制なので、まずは、予約をとるつもりでいた。


「少々、お待ちください。」


しばし、閑あり。


「今から、おいでになれますか?」


え、え、え?


今から・・・?


あ、そ、じゃ、あれだな・・・


「はいっ、大丈夫ですっ!」


と、答えてしまったもんだから、急いで、着替えて、


歯を磨いて、車に乗って、出かけなければならなくなった。


家から車で5分程の、超近場のその医院は、


最近、できたのか、立て直したのか、新しい建物だった。


今風の病院の如く、やたらに、瀟洒な凝った作りでない所がいい。


安心感を売り物にした、甘い色も使っていない。


モノトーンの配色ではあるが、白黒というより、


濃いグレーにオフホワイトといった感じである。


またしても、初診の問診表に、細かく書き込んで出した。


診察台に案内されると、40代と思しき医師が、傍らに座った。


ゆったりと構えて、私のこれまでの経過を、聞いてくれる。


「こんな状態なんですが、診ていただけますでしょうか?」


彼は、私の肘あたりに、優しく手を置き、


「ええ、大丈夫ですよ。


私は、身内や友人にも、パニックの人いますし、


そういう患者さんも、多く診てきましたから・・・


それに、あなたは、身体的には、何も問題はないでしょう?


心臓が悪いとか、いう訳でもないし・・・


ただ、精神的な問題だけですからね。


今日は、安定剤を飲んで来られたんですか?」


「いえ、すぐにおいで下さいと、おっしゃったので、


急いで、やってきたんです。」


「ほー、それは、エライ。


薬なしで、来られるとは・・・


では、こうしましょう。


最初の何回かは、病院や私に慣れてもらうまで、


歯磨きなど、歯の手入れだけしてみましょう。


リラックスできるようになって、


あなたが、大丈夫だと思えるようになってから、


少しずつ治療を始めましょう。


急ぐことはありませんから・・・ね。


予約すると、それが、またストレスになりますから、


あなたの気分がいい時に、電話をして来てください。


余程、忙しくない限り、診察致しますから・・・」


終始、にこやかに、柔らかく話してくれるこの医師に、


私は、信頼感を感じていった。


その日は、歯の手入れをしてもらって、帰った。


相変わらず、歯は痛いし、頭痛もするが、気分は、楽になっていた。


好きな時に、行けばいいんだ。


そう思うと、なんだか、とてもうれしくなる。


今度こそ、ちゃんと、治療してしまえるかもしれない。




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歯医者恐怖 2


その歯科医院は、夫婦で、診察をしているようだ。


事前の調査用紙に、事細かに、今までの経過を書き込み、


いざ、診察台へ・・・


女性の医師が、対応してくれた。


「なるほど・・・そういう方、結構いらっしゃいますよ。


そうですね~、うちでは、やってませんが、


笑気麻酔などの方法で、


そういう患者さんを診てくれる病院も、ありますし・・・


総合病院などには、パニックの患者さんへの対応も、


しっかりできると思いますので、そちらへ行かれたら、どうですか?


ああ・・・川崎医大の心療科に、掛かっておられるんですか。


じゃあ、まず、その心療科の先生に、相談してみられては・・・?」


という、話をしてくれた。


「取り敢えず、穴の開いている所だけ、塞いでおきましょう。


これは、あくまで、仮の処置ですから、


なるべく早く、病院を探して、治療に行ってくださいね。」


ほ~~~~


「わかりました。


じゃあ、相談してみます。」


と、言って、帰った。


ちょうど、2~3日後に、心療科に行く予定である。


聞いてみなければ・・・


心療科の先生の答えも、ほとんど同じだった。


加えて、


「じゃあ、薬を、減らそうかと思ってましたが、


歯医者恐怖があるなら、今はやめておきましょう。


それが、克服できたら、減らすことにします。」


あぁ・・・そうね~


「はい、頑張ります。」


と、答えたものの、歯医者探しは、難しそうだ。


ネットで、岡山市内の歯科医を、隈なく、探索した。


すると・・・あら、不思議。


もんのすごーく近くに、


「痛くない治療」というコンセプトを掲げた歯科医院を見つけた。


こんな所に、歯医者なんか、あったっけ?


よくよく、ホームページを見てみると、


なかなか、悪くなさそうな雰囲気である。


ここへ、電話して、聞いてみようかな・・・?


と、思いつつ、また、2~3日が、経過してしまった。





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歯医者恐怖 1


今を去ること、20数年・・・


とある歯科医で、治療してもらっていた時のこと。


さて・・・抜歯のためだったか、治療のためだったか、


麻酔を注射された。


「気分が悪くなったら、言ってくださいね」


と、言われ、「はい」と答えた数秒後、


いきなり、動悸が打ち、呼吸が苦しくなり、


汗が滝のように溢れ出し、体中の力が抜けてしまいそうな、


そんな感覚に襲われた。


最早、医師に何かを、訴えることすらできない。


体のどこもかしこも、微動だにできないのだ。


あぁ~~~~~;;;;;


た・・・た・・・助けて・・・・・


と、心の中で、叫んではいるものの、


如何せん、この窮状を、伝える術がないのだ。


いよいよ、筋肉は弛緩し、びろうな話で申し訳ないが、


それは、排泄器官にも、及んでいた。


つまり、出口を締める力が無くなっていくのだ。


いやぁ~~~~~


このままじゃ、エライ事態になってしまうじゃないの!!!


こ、こ、こんな所でっ!


そんな事にっ!


なってしまうなんてっ!


OH! MY GOD!!!!!


私の意識は、それを踏み止める事だけの為に、


機能しているといっても、過言ではない。


この間、何分くらいであったろうか?


「あっ!君・・・大丈夫か?!」


という、医師の声。


あーーーーー、早く、何とかしてーーーーー


素早く、酸素ボンベが、運ばれ、


私の口に、吸入器が、あてがわれた。


すぅ~~~~っと、清々しい気体が、体内に注がれ、


状態は、すぐに、快方へと向かっていった。


やれやれ・・・助かった・・・


私は、体の異常よりも、生き恥を晒す事のみを危惧していた。


そして、それは、正に、間一髪で、回避されたのだ。


しか~し、この出来事は、


その後の私に、重い後遺症を残してしまった。


歯医者恐怖である。


「麻酔」という言葉を聞いただけで、


ふうっと、意識がもやめき、体は、硬直していく。


その為に、何度、治療途中で、通院を止めてしまったことか。


精神疾患の発病が、それに拍車をかける。


予約しては、当日になって、恐くなり、不安に襲われ、


動悸、息切れ、震え・・・などなどが、連鎖し、


キャンセルを余議なくさせられたこと、幾度か。


その内、その医院へ、行き辛くなり、


やがて、虫歯は放置されることになる。


この悪循環を、何度も繰り返し、今に至っている。


今度こそと、意を決し、歩いて行ける近所の歯科医の門を叩いた。


果たして、解決策は、見つかるのだろうか?


不安を抱えて、診察台に座った。


   


   ~ to be continued ~




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伯母の人生 1


4月5日(日)

夫の運転で、伯母に会いに行った。

伯母は、父の次姉である。

父には、姉2人と妹1人がいたのだが、

この伯母を残して、みんな、他界してしまった。

伯母の人生は、凄惨だった。

太平洋戦争の最中。

祖母の実家に、たった一人の女の子を亡くした為、

祖母は、伯母の意思など問いもせず、養女にやった。

当時、祖母の兄夫婦は、満州にいた。

伯母は、祖母に付き添われ、満州まで連れて行かれたのだが、

間もなく、終戦。

祖母の兄という人は、温厚な人物で、

朝鮮人にも、温かく接してきたお陰で、リンチなどに、遭わずに済んだ。

だが、間髪を入れず、ソ連軍が南下してきた。

ソ連兵達は、情け容赦なく、男は捕虜にし、

女には暴行をはたらいた挙句、殺すという風聞が流れていた。

事実、その通りであったらしい。

伯母は、養父母と養祖母とともに、一路南へと逃げた。

養父は、伯母の身を案じ、髪を刈り、男の子の格好をさせたと言う。

この話は、あまりにも、辛く、伯母も詳しくは語りたがらない。

雨露を凌ぐ場所も、食べ物もない逃避行。

それは、戦争を知らない私にとって、

どれ程のものか、想像するに、余りあるものである。

何とか、ヤミ船に乗り込み、どこかの浜へ辿り着いたが、

そこは、まだ、北鮮だった。

病身の養祖母が、

「足手まといになるから、私は、ここへ残る。」

と言うのを説き伏せ、養父と代わる代わる背負いながら、

ひたすら、南鮮を目指した。

やっとの思いで、38度線を越えた。

そして、引き揚げ船・・・の上から、懐かしい故郷を見たのだった。





敗戦後の日本。

廃墟と化した日本の土は、それでも、温かかったのだろうか。

伯母の顔を見るたびに、

そんな苦汁を舐め、無法地帯を生き延びて、

よくも、精神が壊れずに、いられたものだと、感心する。

当時の人々の苦難を思えば、

私の苦労など、苦労の内には、入らないかも知れない。

しかし、伯母に降りかかる試練は、これだけでは、済まなかったのだ。



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懐かしい場所


病院からの帰り。


岡山駅に着いたのは、1:00頃だったろうか。


発病以来、全く、訪れることのなかった駅の変貌ぶりにも、


最近、やっと慣れてきた。


駅舎の中にも、「さんすて」という商店街ができ、


いや・・・商店街などと呼ぶことさえ、はばかられる程、


美しく整備され、名立たるショップが、誇らしげに軒を連ねている。


何度か、このあたりで、昼食を摂ったが、どうも落ち着かない。


どの店も、狭く、喫煙席のない所が多く、くつろげない。


中央改札を出て、どこで食べようかと、決め兼ねていた。


そのうち、駅の西口(裏側)へと続く陸橋へと、足が向いた。


そうそう、西口に行ってみよう。


もう、あの天井の低い地下道を通らなくても、行けるんだなぁ~


西口にも、新しいビルが建ち、一流ホテルなども、そびえている。


しかし、歩く道々には、昔のままの面影が、いくつも残っていた。


この辺りは、子供の頃から、私の行動範囲だった。


遠い記憶の中の光景と比較しながら、あてもなく歩いている内に、


奉還町商店街へと、入って行った。


ここは、古くからの商店街で、


昔から、買い物は、すべてここで済ませていたものだ。


そろばん塾の帰りに、駄菓子屋を覗いたり、


お使いに行かされたり、母の日のプレゼントを買いにきたり・・・


思い出は、尽きない。



夢の欠片 -パニック障害な私ー

(携帯の画像・・・ボケボケです;;;)


量販店の出現によって、ここも、寂びれる一方だったが、


空き店舗が増えれば増える程、余計に寂びれてしまうという、


悪循環に歯止めをかけるべく、空き店舗の家賃を大幅値下げした。


すると、そこへ、若者たちによる個性的な店が、出現してきた。


古着屋、無国籍料理店、手作り小物のみせ・・・


おやぁ~、なんと、文化屋雑貨店が、来ている。


昔からの、呉服店や八百屋、古道具店などと、あいまって、


それは、なんとも不思議な雰囲気を醸し出している。


私は、その中の一軒の店に、恐る恐る、入ってみた。


古い店舗を、そのまま利用して、所々に店主の主張を配してある。


ここは、昔、何の店だったかなぁ?


広い店内に、これまた骨董品のような大きなソファやテーブル。


二階に上がると、道に面して、一面ガラス張りになっている。


その窓際の席に座り、通りを見下ろしていた。


金物屋や果物屋、洋品店の主人が、店番をしながら、


立ち話に興じている。


そこへ、郵便屋さんのバイクが止まる。


顔馴染みの面々は、にこやかに、言葉を交わす。



夢の欠片 -パニック障害な私ー


店内には、古いJAZZのナンバーが、流れている。


私は、すっかり、くつろいだ気分になり、


思いもかけず、タイムトラベラーになっていった。



夢の欠片 -パニック障害な私ー


↑トイレのドア




夢の欠片 -パニック障害な私ー

↑トイレの鏡




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ピンクのショルダーバッグ


4月3日(金)11:00 ジャストに、病院に到着。



なんだか、体が軽い。



スタスタ、歩けちゃう。



新しく買った、薄ピンクのバッグのおかげ?



・・・かも知れない。




夢の欠片 -パニック障害な私ー



長年、バッグと靴は、黒、と決めていた。



何故なら、何と言っても、安上がりだから・・・



何色の、どんなデザインの服を着ても、上と下に、黒を持ってくれば、                



取り敢えず、それで、何とか、形になる。



しか~し、私は、変わったのだ。



着たい物を着て、好きなバッグを持つ。



ピンク、ラメのカットソーに、チョイ、地味目なシャツブラウス、



デニムのミニスカに、黒のコート、軽量快足の黒のショートブーツ、



という出で立ちである。



そこに、先日、ネットで安く手に入れたピンクのショルダーバッグが、



すごーく、春らしいアクセントになってくれた。



女の気分というものは、こんな些細なことで、ガラリと変わってしまえる。



私は、自身で作り上げた既成概念を、壊しにかかっている。



喪中でもないのに、黒いもので、覆い隠していた体が、



可哀想に思えてきた。



せっかく、女に生まれてきたのに、勿体ないことをしてしまった。



一番綺麗な時は、もう過ぎてしまったけれど、



だからこそ、綺麗な物を、身に付けたい。



私を、柵の中に追い込む番犬は、もういないのだから・・・






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百かゼロか?





この歌を、母に捧げたい。

彼女は、本当に白か黒か、百かゼロか、を、

自分に問い続け、あるはずのない答を求め、もがき苦しんでいた。

その葛藤を、その苦悩を、一番身近な私にぶつけていた。

それは、あたかも、思春期の心理状態に似て、

矛盾というものを、内包することができないでいた。

生涯やりぬいた生業としての洋裁の技術は、

娘の私が言うのも、おこがましいが、天才的という他はない。

今でいうところの、3Dという物の捉え方を、

生まれながらに、身に付けていた。

ファッション誌を見て、その通りの洋服を仕立て上げる手腕は、

正しく、非凡なるものだった。

型紙などなくても、宙に立体を描くが如く、

独自の型紙を作れるのだった。

その才能を得た反面、精神的に成熟することができなかったのか?

「まぁ、そういうことも、あろう」とか、

「そうは言っても、実際はどうだか・・・」などと、

曖昧なままにしておくことが、できない人だった。

その胸中を察するに、かなり苦しい状況であったことは間違いない。



しかし、だからといって、実の娘に、

その苦汁を、代わりに飲ませるなんてことは、到底、理解の外である。

母にとっては、それ以外の方法は、なかったのだろうけれど・・・



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プロフィール

昌子

Author:昌子
パニック障害と不安障害になって、
10年が過ぎました。
大量の薬、副作用、家庭環境、
精神的虐待、自虐的心理状態・・・
などと闘ってきました。


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